降雨に腹を立てるか?

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車で帰宅途中、高い秋の空に浮かぶ雲が、夕日に照らされてキレイに光ってました。
思わず車を泊め、写真を撮る。帰宅時の美しい景色で疲れも和らぎます。




人の気持ちは、その日の天気に大きく左右されます。
自分の経験からも、これは明らかです。


朝起きて晴天であれば、それだけでその日一日気分良く過ごせますが、雨天は、人の心にもシトシトと雨を降らす。ただ、それが嫌かと言うと、そうではない。仕方がないと、受け入れられる。



先日、こどもたちが風邪をひいて、夜中に何回も起きなければなりませんでした。その度に起こされて、イライラしてしまいました。
人がすることに対しては、自然現象である悪天候に対するよりも、なぜか寛容的ではなくなってしまう。


何年か前に行った恐山。そこで話を聞かせてもらったお坊さん著書に、「人も自然の一部。人の行為に対して怒りを覚えるのは人間の驕り」ということが書いてありました。


この言葉は、対人関係を考えるときいつも心に留めている言葉です。
自分の心に影響を与える他人の行為を嵐と捉えるならば、嵐に備えるための長靴やカッパみたいなもんでしょうか。


他人の行為を自然と同じように受け入れる。精神の平衡を保つ。
怒りや悲しみ、時には物事に取り組むためのエネルギーになりますが、冷静な判断の妨げにもなり得ます。



なるべく穏やかに過ごしたいなー。



なかなかそうは行かない毎日ですが、努力していきたいです。