昆虫図鑑から学ぶこと

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夏休み中にかなりの数が集まったカブトムシやクワガタムシ
長男は、昆虫図鑑で生態や飼育方法など、だいぶ興味を持って調べていました。良い傾向ですね。


いつ頃か忘れましたが、夏休み中に昆虫図鑑を眺めていた長男からのちょっとした質問から会話が始まりました。



長男「カブトムシって、卵生んだら死んじゃうんだって。人間は、赤ちゃん生んでも死なないけど何で?」

私「んー、人間の赤ちゃんはすぐに大人にならないから、こどもを育てるために死なないんじゃないかな。」

長男「ふーん。そうか。でも人間もいつかは死んじゃうだよね。」

私「いつかは、死んじゃう。」

長男「パパはすぐに死なない?」

私「たぶん、すぐには死なないと思うよ。」

長男「そうか、、、わかった。」




ここで会話が終わると思っていたのですが、長男は続けます。




長男「カブトムシのお母さんが死んでも、卵を生んで、赤ちゃんが生まれるから、生まれ変わるみたいなものだね。」

私「うん。人間も同じなんじゃないかな。」

長男「ママから○○(長男の名前)が生まれて、いつか結婚して、こどもが生まれて、、、その子からまたこどもが生まれる。。。その繰り返し。」

私「そう、繰り返し。」




「繰り返し」という言葉が腹に落ちたのか、長男は少し満足したような顔で昆虫図鑑に目を向けて、また何かを調べはじめました。



長男にとって、何気ない会話だったかもしれませんが、私にはとても印象に残る会話となりました。




真夏、雨の日の夕方。薄暗い中で話した数分間。


たぶん、一生忘れないと思う。