目的と手段

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ここ2年くらいはほぼ毎日走っていますが、走りはじめた頃は、なかなか継続した練習ができていませんでした。体重の増加とタイムの伸び悩みから、一発奮起したことは以前書きましたが、その際にいかにモチベーションを保ったか、具体の方法を書いていきたいと思います。


旅には目的地があるように、走り続けるためにも、まず目的地(目標)を定める必要があります。「目標があるから走り始める」ので、目標の設定は簡単かも知れません。ダイエットでも健康維持でも何でも良いと思います。
自分は健康維持を目的に走りはじめて、途中から大会に出てタイムを縮めることが目標になりました。でも、はっきりした目標設定(目標タイム、○kgダイエットなど)をしなかったので、だんだん走らなくなっていきました。大会前になると、練習量は増えますが、継続的な練習はできてません。よって痩せないしタイムも伸びません。これじゃあダメですね~。

あるとき、継続的に走れない原因を考え、一つの思考的な転換をしてみました。
それは、大会に出るために練習するのではなく、毎日練習することを目標として、大会に出る回数を極端に増やすことです。
目的と手段の入れ替え。手段の目的化。

目的と手段は表裏一体、プラスとマイナス、陰と陽。表裏を合わせて全体として捉えた上で、たまに位置づけを逆転すると、なんと言うか、新鮮な気持ちで物事に取り組めます。

別な角度からは「結果と過程」の関係とも言えますね。どちらが大事かの問題ではなく、過程を経て結果に辿り着くという、順番だけの話。
どうせ同じ過程を辿るなら、過程を楽しまなきゃ損です。
これがモノを作ったり、走ったりすることの、私なりの基本的な考え方です。


その旅が、目的地に着くだけのものか、着くまでの風景を楽しむものか。それは考え方一つで変わってくる。そう思います。