最近、牛乳、飲んでない。

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私の職場は拠点が仙台なので、周りは東北地方出身者がほとんどです。
私自身は、今住んでいる福島県南部地域の出身のため、周りからよく「関東が近いから、東北人の意識、低いんじゃな~い?」なんて聞かれたりします。


実際どうなのか。


むしろ、自分が東北出身であることを強く自覚しています。


なぜなら、東北地方の「縁(フチ)」が身近に存在するから。



コップなどの器は、中に何かを納めることが目的の存在です。
その器を構成するのは、外部との境界を決める枠、縁取りです。


器としての東北地方を定義する物理的な境界線は、県境や海岸線。海岸線が器の底であれば、福島県と栃木県の県境は、まさにコップのフチです。


そこの中に住む人々は、コップの中の牛乳みたいなもんで、コップに接してない部分の牛乳分子は、自分たちがどんな器には入っているかを知らない。
コップは透明なので、境界に近い牛乳分子は、境界の外側の世界を見ることができるだけに、自らがコップの中に存在することを強く自覚せざるを得ない。



つーことで、私自身は自分が間違いなく「東北人」であると思っています。
栃木県境を越えるときは、「コップの外に出ること」について考えてしまいます。



ちょっと前に流行った「コップのフチコさん」は、自分の枠を越えられない悩める人々が、易々とコップのフチに座ったり寝転んだりするその姿に憧れる、といった深層心理が反映された現象である。。。かどうかは分かりませんし、たぶん、間違ってます。




9月の三連休は、久々のフチ越え。沖縄での大学バスケ部同期との合宿です。
昨年は参加できなかったので楽しみだなー。