物知りおじさん

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バスケの名選手を一方的に語るコーナー、『パスはピュッとね♪』の第二回目です。

今回は、日本の伝説的プレーヤー、「北原憲彦」さんです。

今や、NBAテレビ解説の「物知りおじさん」として大活躍。というか、私も現役時代を知りません。このまま書いていくと、北原さんの「名(迷)言集」になりかねないので、一応、経歴を調べました。

北原憲彦(きたはらのりひこ) 
1954年12月11日生まれ
長野県出身
身長201cm
明大中野高校→明治大学日本鋼管
1982年アジア大会・銅メダル
現・江戸川大学教授
たまにNBA解説(物知りおじさん※)
※私個人の呼びな名です。

以上、公表情報。


何で私が北原さんを取り上げたか。理由は二つ。

一つ目は、私がまだバスケを始める前の小学生時代、体育の教科書もしくはバスケ教本の「ダンクシュート」と言えば、もみあげを伸ばした北原さんの写真しか見たことがなく、こども心に「そうか、バスケ選手になる人は、野生味あふれる、力石徹(または銭形警部)みたいな長身者なのか~」と強く印象に残ったことです。

二つ目は、最近、バスケ以外のスポーツ界で、北原さんと同じ立ち位置で解説しているレジェンドがいたからです。
それは「増田明美」さんです。
増田さんは、今でこそ小学校の教頭先生みたいな優しいおばさま風貌ですが、元日本記録保持者、ロスオリンピック代表など、素晴らしい記録を残した名ランナーです。何となく「松野明美」さんに名前が似ていますが、世代が違いますし、キャラもだいぶ違います。にぎやかなのは、松野さんです。

北原さんと増田さんの共通点は、「プレーの解説より、選手個人の情報が、圧倒的に多い」ことです。
「解説者として、どうなのよ、そのスタンス?」と疑問に思うこともありますが、これが二人の世界観。この二人にプレーの解説を求めるのはナンセンス。北原さんのプレーに対するコメント「いいですね~」は、次に話そうとしている選手の個人的な情報提示の前フリでしかありません。私が覚えている北原さん豆知識としては、、、

「マグレディとビンス・カーターは従兄弟だ」
「スプリューウェルはスピード狂」
ティム・ダンカンは、水泳選手だった」
「コービーの名前の由来は神戸牛」
トニー・パーカーの奥さんは美人だ」

など。「へえ~」以外に感想が出ない情報ばかりです。パーカーのネタなんかは、完全に北原さん個人の感想に過ぎません。テレビの前のおじさんのコメントです。
でもいーんです。これが北原ワールド。中原猛氏や北舘洋一郎氏みたいに、当たり障りのないスマートな解説とは違うんです。北原さんは、純粋にNBA、そしてNBA選手のファンなんです。日本バスケ界のレジェンドが、こどものような純粋さでバスケを楽しむ、その様子を我々視聴者が楽しむ。これが正しい「北原憲彦解説の楽しみ方」なのです。


マラソンの増田さんのほうが、一般的には有名かも知れません。北原さんが、バスケ界の「増田明美」と言われる理由でしょう(そんなこと誰も言ってませんね)。
ただ、一バスケファン立場から言わせてもらうなら、北原さんは、増田さんのマラソン愛に負けないくらい、スポーツとしてのバスケを愛しています。
だから、誕生したばかりのBリーグの解説は、全て北原さんにお任せすることをここに提案します。
バスケを知らない老若男女に、北原さんが、求めてない選手の個人情報を丁寧に解説してくれるはずです!

書いてるうちに、なぜか私が北原さんを推している感じになってしまいましたが、NBA解説者としては、玄人すぎる説明がおもしろい、倉石平さんの解説も大好きです。メイン音声倉石さん、副音声北原さんだったら満足度高いですね。そうでもないか。


第二回目の『パスはピュッとね♪』。
北原さんでこんなに長文になるとは自分でも驚きです。

次回は、「史上最強のセンターはオレだ!」と題して、最近目立たないセンターについて語りたいと思います。

それではまた。