ポジティブな世界の所在

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前に「歳を重ねることを肯定的に捉える」といった文章を書いたときに、ふと思いついた言葉です。


ネットをはじめとしたメディアで、歳をとること、結婚、子育て、労働などに対して否定的な意見が多いなーと感じたので、じゃあ肯定的な意見を持つ人たちはどこにいるのか、ということを考えました。



私が考える「ポジティブな世界」とは、「他者との関わり」の中で自他を認め合い、結果として「今、ここにある、自分」を肯定している人の世界。または、そのような人の世界認識を表す言葉です。



ネットで、「機嫌よく働く人しか、働くことでもたらされる『良いこと』」はわからない」といった主旨の記事を読みました。
働くという行動の結果が、他者から承認され、そこに価値が生まれる。


結婚、子育てなども、基本的には同じことが言えると思います。短期的な浮き沈みはあるけど、とにかく行動。意味や価値は、後付け。



行動に対する「報酬」を求めてしまうことは、「ネガティブな世界」に繋がる考え方だと思います。

ネットでのネガティブな質問の形式としては、「何で○○しなければならないのですか?」または「○○することで何が得られるのですか?」というやつです。


ポジティブな世界にいる人たちは、まず行動するので、ネガティブな世界の住人のように、行動に先立ち、その結果や意味を、ネットなどで世間に問うようなことはしません。
なので、ポジティブな世界の住人の声は、なかなか聞くことができないのだと思います。



私自身も、若いころは「なぜ○○しなければならないのか?」という疑問を持つことが多かったと思います。純粋な疑問であれば良いですが、行動しない言い訳を並べていただけだったりして。ネガティブな世界に両足突っ込んでいた感じです。

ネガティブな世界を知り、ポジティブな世界に足を踏み入れることが、「大人になること」なのかなーと思っております。



ネガティブな世界から片足ぐらい抜けたと思っている自分ですが、ズブズブとネガティブな世界に引きずり込まれぬよう、日々気をつけていきます。



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