内部の内部は外部である

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長男が、ガチャガチャで買ったプニプニのボールに指を突っ込んで、「ほら、指がボールの中に入ったよ」と言って喜んでいた。

「ああ、そうだねー」と適当に返事をしましたが、そうか、これがトポロジーの問題か。と、ある本を読んで気がつかされました。

福岡伸一著、「生物と無生物のあいだ」。

講談社現代新書からの出版。内容は、分子生物学者である著者が、自らの研究に関する経験や生物学の発展に関する様々な物語を、研究者の視点から記述していく、いかにもサイエンスな中身となっております。しかしながら、野口英世からサーファーまでいろんな研究者のエピソードを交えて語られる物語は、新書の枠では収まらないおもしろさです。

研究者の地道な作業の様子は、私たちの人生とも対比できるようで、とても興味深く読むことができました。
特に「チャンスは、準備された心に降り立つ」という言葉は、なかなか良いなーと思いました。


私が最近読んだ本の中で、一番面白かったと言っても良い本です。オススメです。


ブックオフ200円。良い買い物しました。